☆★Hiro's Room★☆


映画 『エレファント』

b0022840_21303139.jpg製作年度:2003年
製作国・地域:アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト他

おすすめ指数:60%


【ストーリー】
オレゴン州ポートランド郊外の高校。ジョン(ジョン・ロビンソン)はアル中の父親のせいで遅刻し、イーライ(イライアス・マッコネル)はカメラ片手に公園を散歩。いつもと同じ一日のはずだったが……。
カンヌ映画祭グランプリ&監督賞をW受賞作品

【コメント】
コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件を題材に、事件当日の犯人(少年)と同じ高校に通う生徒のを追った作品。
登場している生徒達はオーディションで選ばれた素人だそうで、セリフもアドリブが多いという。生徒同士が声を掛け合うシーンなんか、確かに自然で普通の学校を覗いている感じ。
時間の流れもゆったりで、静かに進んでいく。

犯人の少年2人は銃やライフル、ショットガンなどを通販であっさり購入。
さぁ、学校に行って実戦しよう!って感じ。
学校に着いた彼らは騒ぐわけでもなく、無表情のまま淡々と人を殺していく。
その映像もまた淡々としてて、事件前に彼らがやっていたゲームを思い起こす。
標的が表われたら反射的に撃つ。ただそれだけなのだ。
犯人にも共感しないが、逃げ惑う生徒や先生を可哀想だとか、早く逃げて!!って気分にもならなかった。何でだろう?残酷なシーンであるはずなのに・・・
そう、犯人も殺された人も生き残った人も同じ。
犯人は特別悪い生徒だったわけでもなく、普通の生活の延長上で犯行に及んだ。
逆に考えれば、条件が揃えば誰でも犯人になりえると思うと恐ろしい。

過激なゲーム、映画、音楽も影響力が大きいけど、
それだけで、少年が簡単にココまでの事件を起こすのは難しい。
こういう事件が起こる原因は何かと断定するのは難しいけど
少なくとも銃が通販でも簡単に買えてしまう現状と、それが与える影響は大きいと思われ。
同じようにコロンバイン高校の銃乱射事件を題材にしたマイケル・ムーア監督の映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」とは違い、直接的なアメリカの銃社会を批難する表現は無い。
結論を出さずに映画は終わるのだけど、この映画を見た多くの人は銃社会について考えるし、起こる可能性の高い、条件の揃っている国アメリカについて考えるように作られていると感じた。

アメリカの映画祭ではなく、ヨーロッパの映画祭であるカンヌ映画祭でのW受賞もなるほどですねぇ。

これは意図的に淡々とした作りにしてある映画なんだけど、ちょっと物足りなさも感じたな。見方によれば「やっぱりアメリカの若者はそうなんだね」みたいな、よくある今の若者の現実を再現したセックス&ドラッグな映画と同等に感じる人もいるだろうし。
賛否両論、見る人によって全く評価の異なる映画だろうってことで、このオススメ指数です。
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by hiro-loves-shady | 2005-04-19 23:48 | Movie

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