製作年度:2004年
製作国・地域:アメリカ
監督:マーク・ウォーターズ
出演:リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス他
おすすめ指数:78%
【ストーリー】
両親の仕事でアフリカ暮らしが長かったケイディ(リンジー・ローハン)は、16歳にして初めて学校に入学した。そんなケイティにとって、今どきのハイ・スクール生活は戸惑うことばかり。ひょんなことから女王様グループの一員になってしまったケイティは……。
【コメント】
これ思ったより面白かったです。
よくあるアイドル映画ではあるんですが、途中からの展開が面白い。
アフリカでの生活が長かったケイディが、アメリカの高校に編入。
「プラスチックス」と呼ばれる3人組に気に入られる。まるで人形のように完璧な外見でやること全てが全生徒の憧れ。外見的には完璧なプラスチックスは性格が最悪。生徒のほとんどが被害にあいながらも、彼女達に反抗できずにいた。
気に入られ行動を共にすることを利用して、プラスチックスに復讐しようとするケイディ。
ここまではよくあるアイドル映画。
ネタバレまくり
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プラスチックスの一員になるには細かい決まり事(ピンクの服を何曜日に着るとか)が沢山あったり、常に他人をけなしたり悪口を言い、それに同調することで関係が保たれているのだ。
アフリカ育ちのケイディが話の途中、アフリカの弱肉強食を思い出すシーンがあって。
一見全員が揃ってるかのように見えるプラスチックスも、一員になってみれば、上下関係があったり、弱いメンバーが強いメンバーの言いなりになっている。まさに弱肉強食!
それに気づいたケイディは、あっという間にメンバーの頂点に。
タイトル「ミーン・ガールズ(意地悪な女の子達)」からして、単に主人公がイジメられながらも頑張るタダのアイドル・コメディかと思いきや、実は本人が気づかないうちに嫌っていたミーン・ガールに変貌し、嫌な奴になっていた!という。
ある事件をきっかけに自分がいつの間にか全生徒から嫌われる存在になっていることに気づく。
純粋である意味ダサかった彼女が、外見も行動も精神的にもプラスチックスに変貌していく様子が面白い!
かなりの変わり様だけど自然なのは、彼女の演技力か??
明るく面白くて笑えるけど、ちょっと深い映画。
誰が見ても面白いと思います。